死因はやらせ!? 渦中の「100日後に死ぬワニ」タワレコでグッズ販売

100日後にコンテンツの死を迎える

何かとネット上で話題になっていた『100日後に死ぬワニ』。
池袋のタワレコでもコラボグッズが販売になりました!

日めくりカレンダー的な1日毎に更新されるワニの漫画として、Twitterで展開されてきたのですが、ラストがどうなるのか大きな注目を集める中、100日経過直後に「映画化発表」、「書籍化発表」「コラボグッズ発売」と、怒涛のメディアミックス展開が発表され、これまでの100日は何だったのか、見守っていた多くのユーザーが「は?」という白ける事態に陥ってしまいました。

2重の意味で死んだ『100日後に死ぬワニ』。
そんな『100日後に死ぬワニ』のコラボグッズが全国タワーレコード22店舗で発売決定!!
100日経過直後の3月21日から販売されています。

タワーレコードは、昨年からTwitterで話題となった漫画家・イラストレーターきくちゆうきの4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』とのコラボグッズを、3月21日(土)よりタワーレコード22店舗とタワーレコード オンラインにて販売します。

また、タワーレコードおよびTOWERmini全店で「タワレコ店舗アプリ」のクーポンをお会計時にレジにて提示された方には、先着で「100日後に死ぬワニ × TOWER RECORDS 特製ボールペン」を差し上げます。
『100日後に死ぬワニ』は主人公が繰り広げる日常を切り取った4コマ漫画で、12月12日から100日間連続でTwitterに投稿されました。SNSを中心にテレビでも取り上げられるなど、大きな話題の作品となっています。

■ コラボグッズ専用ページ
https://tower.jp/100wani

■ 発売日時
3月21日(土)午前10時 ※予約受付なし。
■ 取扱店舗
渋谷店/新宿店/札幌ピヴォ店/仙台パルコ店/池袋店/秋葉原店/アリオ亀有店/錦糸町パルコ店/吉祥寺店/町田店/横浜ビブレ店/ららぽーとTOKYO-BAY店/静岡店/名古屋パルコ店/名古屋近鉄パッセ店/梅田大阪マルビル店/難波店/梅田NU茶屋町店/京都店/神戸店/広島店/福岡パルコ店/タワーレコード オンライン
※T-shirts全3種の取扱店舗は渋谷店、新宿店、タワーレコード オンラインのみ。

足並み揃ってますね!🤣

炎上メディアミックスは今の時代、通用する?

まさか『100日後に死ぬワニ』が100日後に「やらせ」で死ぬとは、あまりにも皮肉的すぎる結果になってしまったような気がしないでもありませんが、もうこういうやり方は通用しないんじゃないかと最近の傾向を見ているとそんな風に感じるのですが、どうなんでしょう?

最初から用意されていた企画なのか、後から面白くない人達が群がってきたのか正直どうでも良いのですが、ただこういうネット流の手法で盛り上がったコンテンツをテレビマン的発想で盛り上げるのは難しくなっていて、水と油だけにこういう事になっちゃうんでしょうね。

電通が関わっていようがいまいが興味はないのですが、そうはいっても電通って今や時代についていけず赤字転落。2019年は初めてテレビ広告費をインターネット広告費が上回りましたが、長らくテレビのCMを抑え続けて支配的なポジションを築いてきた電通の足元が揺らいでいます。

電通はテレビ広告では支配的でも、ネット広告では新参な上に競合する相手はGoogleなどのメガプラットフォーマーになってくるので太刀打ち出来ません。『100日後に死ぬワニ』は如何にもそうなのですが、ネットで盛り上がったコンテンツを、テレビ側に引き込もうというメディアミックスを見ていると、そこら辺の勢力図や力関係が如実に出ていますよね(笑)

ただでさえテレ〇朝日の「モーニ〇グショー」などに代表されるような偏向報道を垂れ流すワイドショーに視聴者の目は厳しくなってきていて、近年CMで広告を出しているスポンサーに電話を掛けて「御社はこんな番組にCMを出しているけど、コンプライアンスはどうなっているの?」という広告剥がしがかつてなく活発的に行われています。なのでこれまでにはありえないような時間帯にスポンサーが付かず自社番組の宣伝CMやACなどが流れまくる深刻な事態が進行中。この傾向は止まらないので、今後ますます苦境になっていくことは間違いありません。

要は100日経過直後にいきなりこういう発表が行われたから炎上したのであって、別にグッズくらい途中で展開されていても良かったし、ネットで毎日更新されていくというリアルタイムなコンテンツの中、メディアミックスだけが隠し通されてリアルタイムじゃない事に対する違和感と気持ち悪さですよね。

そもそも「ネット」と「テレビ」は切り離されて語られる事が多いですが、それは幻想であって、インターネットなんてもう誰でも子供から大人まで当たり前のように利用していますし、小学生だってテレビじゃなくてYoutubeを見ているような時代になっています。明らかにこういうメディアミックスは炎上するだろうと分かっていて、けれどそれはネット内の事だから話題になってしまえば関係ないとテレビ的な発想で展開しても、それはもう難しいというか響かないんですよね。ネット民とテレビ民みたいなそんな単純に2分化されているわけではないので。

なのでこういう形で不信感を持たれると、やっぱりそれは影響するんだろうと思います。それにリアルタイム性こそが面白かったコンテンツを、まとめて書籍にしたり映画にしたりしても到底面白いとは思えないじゃないですか。それの何が面白いの?っていう😅

100日後に死ぬ(意味深)になってしまった。

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