2023年春、オープン40周年を経て新たなる挑戦へ
遂に正式発表となった真アニメイト池袋本店!
乙女ロードの旧牛乳パックビルから2012年に現在の場所に移転し、池袋の地政学を劇的に変えることになったアニメイトさんですが、その野心は未だ留まるところを知らず。
アニメイトさんの移転を機に行政区だった現在のエリアは、豊島区役所が移転しHareza池袋を中心とした池袋の新商業区域へと変貌を遂げていますが、そんな中で唯一残っていて歪だったのが池袋保健所。アニメイト池袋本店に真横にあり、なんとも取り残された感のあった保健所ですが、サンシャインシティ裏、みどりの防災公園こと通称イケ・サンパーク隣への仮移転となり、旧池袋保健所跡地をアニメイトさんが所得。
そしてアニメイトさんが発表したのが、池袋アニメシティ構想。
その壮大な計画の中心こそ、旧池袋保健所跡地にビルを建設し、現在のアニメイト池袋本店と合体させ巨大アニメイトを完成させるというロマンとギミックに満ちたものであり、Hareza池袋にデザインを寄せることで、Hareza池袋を中心とした商業区域の更なる拡充を目指すというものでした。
それが遂に正式発表!
2023年春、アニメイトさんが池袋に誕生してからオープン40周年の都市に爆誕!
☆お知らせ☆
「#アニメイト池袋本店」は2023年春、リニューアルし、大きくなってグランドオープンいたします!
アニメを愛する世界中の人々をつなぐ、世界最大規模のアニメショップとして生まれ変わります。続報は決まり次第、ご案内します。 https://t.co/FSJJpP03Xk pic.twitter.com/sbBpMLxpka— アニメイト池袋本店 (@animatehonten) December 3, 2021
株式会社アニメイトは、2023年春に「アニメイト池袋本店」をリニューアルし、グランドオープンすることを発表いたしました。
今回のリニューアルでは、池袋保健所跡地に増築して現在の店舗と一体の建物へと生まれ変わります。また外観は隣接する「Hareza池袋」と連続性のあるデザインにより、エリア一帯が連なる大きなエンターテインメント空間となり、訪れる人を誘い、にぎわいを創出します。店舗内は、売り場面積が大きく拡大、より多くのアイテムの取り揃えはもちろん、より過ごしやすく、落ち着いた空間演出、さらにアニメやコミックの世界を様々な形で体感できるような施設となる予定です。詳細は順次発表いたします。
2023年春、世界最大規模のアニメショップの誕生に向けて、また日本のアニメカルチャーに寄り添いお客様とともに歩んだ40年を振り返り、皆さまに楽しんでいただける企画も予定しております。ぜひ今後にご期待ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003087.000016756.html
これは更に池袋が面白くなること間違いなし!
合計13もの劇場が密集する「劇場都市」が誕生
現在は解体も終わり、すっかり更地になっている池袋保健所跡地ですが、この合体方式はかつて秋葉原のアニメイトさんでもありましたね。秋葉原はもうオタク街とも言えないような悲惨な状況になりつつあるのでますます池袋の価値が上がっていくような気がします。
2023年春と発表されましたが、2020年の余計な1年は本当に勿体なかった。ここ数年、池袋は劇的にその姿を変えていますが、その集大成として、Hareza池袋のお披露目を兼ねた大々的なアピールを2020東京オリンピックとリンクするような形で目指していたもののコロナで頓挫。
池袋保健所もオリンピック期間中までは「特定活用期間」として運用するという計画だったので、それまで取り壊すわけにもいかず、アニメイトさんとしては池袋保健所で原画展をやるなど細々と利用していました。コロナで大々的に活用することも難しいといった状態になっていただけに2020年の不毛さが際立ちます。
まさに失われた1年。
合体することで、アニメイトさんがどうなるのかというのがこの図です。
現在、池袋保健所は取り壊されて特定活用期間は終了しています。いよいよこれからビルの完成を以て本格活用期間へと入っていくわけですが、まず目につくのがイベントホールです。
地下にイベントホール「ANIZA」、1~3Fにエントランスホール「アニプラザ」、7~8Fにイベントホール「ANIPLACE」、そしてイベントスペースと大小様々な5つの劇場を兼ね備えることで、単に物販だけではないライブの感のある巨大施設へと変貌を遂げることに。
なんということでしょう!
アニメイトさんの5つの劇場とHareza池袋の8つの劇場を合わせて13もの劇場を有することになる池袋は、まさに「劇場都市」の名に相応しい陣容を整えることなります。
現在でも巨大シネコンのTOHOシネマズ池袋とグランドシネマサンシャインが密接している稀有な「劇場都市」ですが、名実共に揺るぎないポジションの確立へと進み始めました。将来的には秋葉原クロスフィールズのような空間的な意味のあるエリアになって欲しいモノですが、もう少し周辺の整備が進まないと、まだまだちょっと雑多な感じは否めませんね。
まだまだ「東池袋1丁目地区都市計画」など、注目の再開発計画が目白押しの池袋ですが、ほんと去年から今年にかけての閉塞感は半端じゃないので、なんとか活気を取り戻して欲しい!
逆にサンシャイン60通りが壊滅状態なっているのはチャンスかも?
コロナ禍や老朽化などで軒並みビルが解体中ということもあり、2年後には否が応でも商業施設が再編されていくことになるだけに、折角こういう方向で動いている以上、ある種のコンセプトを伴った形でのサンシャイン60通りの完全復活にも期待したいものです。
それと池袋東口にケンタッキー戻ってきて。ホントお願い( ノД`)シクシク…
なにはともあれ、今後ますます池袋での存在感が増していきそうなアニメイトさん。
大アニメイト帝国が築かれる日も近い!
なにより、少子化、人口減により消滅可能性都市に選ばれる一方、それに相反する若者、女性が集まる乙女ロードを有していたこと、この大いなる矛盾こそが今に繋がっていることを考えると、若者を呼び込む都市戦略、再開発計画というのは、池袋に限らず全国何処でもこれからより一層重要視されてくることは間違いないだけに、唯一無二のモデルケースとなりそうです。
これは秋葉原が捨ててしまった可能性の物語。