1958年に池袋で創業の「大戸屋」が60周年物語を公開! 初心に戻ろう

1958年、池袋に50円食堂「大戸屋」が誕生

実は池袋が“創業の地”である定食屋の「大戸屋」さん。
その歴史は古く、なんと1958年に創業。実に60年以上もの歴史がある老舗大衆定食屋として、庶民から親しまれています。

そんな「大戸屋」60周年の歴史を振り返るWeb限定の動画が公開。
ナレーションを務めるのは「笑えよベジータ」でお馴染みのセル!

……ではなく、若本規夫さん。

【 大戸屋60周年物語 特設サイト 】
https://www.ootoya.com/ootoya60th/

東京タワーが完成した1958年に、東京・池袋に50円食堂としてスタートした大戸屋の、創業からこれまでの歴史を、60秒くら〜いで振り返るアニメーション動画です!
これを見ればあなたも大戸屋通☆彡
ぜひ、ご覧ください!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000096.000017712.html

大戸屋さんには管理人もたまに行きますが、創業60周年ということで、ここは一つ初心に戻ろう!

大戸屋ホールディングス、上場以来初の赤字転落へ

客離れが止まらない「大戸屋」さんでは、2001年のジャスダック上場以来初の赤字転落という事態に陥っています。

20年3月期通期の業績見通しは、売上高245億円(前期257億円)、営業損益3億1000万円の赤字(前期4億1400万円の黒字)、純損益5億3000万円の赤字(前期は5500万円の黒字)を見込んでおり、非常に厳しい環境に置かれています。業績悪化に伴い、2021年3期には不採算店舗10店舗の閉店を決定、今後更に閉店する店舗が増える可能性もあるとのこと。

ここしばらくずっと前年割れの右肩下がりが続いています。
「大戸屋」さんと言えば、一時期バイトテロで話題になり、全店一斉休業で研修を行うなど果断な対応を行っていましたが、直接的な客離れの原因はバイトテロというわけではなさそうです。

やはり理由として一番大きいのは「価格」ではないでしょうか?

大戸屋さんのメニューは、ヘルシー系のメニューなども豊富で、同業他社と比べると明らかに一手間掛かっていて味にも拘りを持っているのですが、如何せんその分だけ価格が高い!

特に値上げの影響が大きいと思いますが、殆どのメニューが800円~↑という価格帯になっているので、大衆定食というフィールドで勝負すると、どうしても同業の「やよい軒」ζ*’ヮ’)ζ<うっうー などの店舗にコストパフォーマンスで負けてしまいます。まずそこを見直さない限り、現状の路線だとどうあってもV字回復といった事は難しいのではないでしょうか。

内閣府の長期経済統計「消費者物価指数(CPI)」を確認すると、2010年の「100」をベースとして、1958年は「18.2」です。

この60年余りで約5倍に伸びていますが、これは2010年の1万円は、1958年当時の1820円ということです。

大戸屋さんが1958年に創業したとき、全品50円という価格で大盛況だったそうです。
これを計算すると、当時の50円の価値は、当時の価格×現在の消費者物価指数/当時の消費者物価指数で求められます。

2010年の「100」を基準に計算すると、【50×100÷18.2】となり、100/18.2=5.4945
50×5.4945=274.725

となり、つまり当時の大戸屋さんの50円という価格は、現在の価値に換算すると275円。

定食屋のメニューが275円!

大繁盛間違いない!
そういったリーズナブルな価格を引っ提げて登場したからこそ大盛況になったんでしょうね。

因みにこの【消費者物価指数】は、価格が上がっているモノ、変わらないモノ、下がっているモノを取りまとめた指標なので、モノによって数字の大小は大きく異なっています。

総務省の定義では、「全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するもの。すなわち家計の消費構造を一定のものに固定し、これに要する費用が物価の変動によって、どう変化するかを指数値で示したもの。」となっています。

モノの価格が1958年から約5倍(5.4545)上がったので、単純に考えると当時50円の定食が現在は275円のはず。にも関わらずそれが800円以上になっているということは、定食の物価がそれだけ大きく上昇したという事を意味しています。

日本経済が順当に成長し、失われた30年間、賃金が上昇していれば全く問題にならないのですが、これだけ長きに渡って経済が低迷していると、リーズナブルな価格が求められるのも致し方ありません。アメリカ経済が何だかんだで非常に力強いのは、ちゃんと経済が成長して賃金もそれに伴って伸びているからなのですが、日本はどうもそこのところでつまずいてますね。アメリカは時給3000円とかそういう世界になっているだけに景況感が日本とは全く違います(笑)

現在は全世界的にコロナショックで大恐慌ですが、国民の景況感が依然としてデフレマインドを抜け切れていない中で消費税を10%に増税し、更に追い打ちでこのコロナショックという未曽有の状況です。もともとは米中覇権戦争による不透明感で消費税増税の是非が疑問視されていたことを考えれば日本経済にはWショックならぬ、YouはShockならぬ、3重ショックが重なっています。そりゃあ愛で空が落ちてきますよ!

「リーマンショック級の事態が起きなり限り増税」と言って、自らその引き金を引くというどうしようもない顛末に陥っていますが、アベノミクスの成果も消し飛びそうな状況だけに、ここで果断に減税、特に馬鹿げた消費税を引き下げるなどの思い切った対策を取らない限り、日本経済は再びデフレが蔓延する大不況に陥り、ますます大戸屋さんから足が遠のくという事になっていくのではないでしょうか。

大戸屋復活の鍵は消費税引き下げにあり!

これしかない m9っ`Д´)

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