「新たな都政改革ビジョン」御意見の募集期間延長へ
都民の意見をぶつけるチャンス!
現在、東京都では「新たな都政改革ビジョン」実行方針策定に向けて、東京都に住む都民の方々から幅広く意見を募集中。
2月28日までだった募集期間が延長され、3月25日までとなりました。
これまであまり都政に興味がなかったという方でも、折しも武漢肺炎こと新型コロナウイルスへの対応など、政治に無関心ではいけないという危機感を持った人も多いのではないでしょうか?
今年は開催が危ぶまれている2020東京オリンピック・パラリンピック、そしてその直前には東京都知事選挙も行われるという、東京都にとってこれから先の東京を決定する重大な局面を迎える事になります。
因みに東京都の予算は、スウェーデンと同規模という1国の国家予算に匹敵する程巨額だそうです。
税収を地方交付税に頼っていないというのも大きな特徴ですが、近年は「ふるさと納税」により税の地方流出も馬鹿にならないとか。
それらを使って未来の東京をどうしていくのか、折角のこの機会、言いたいことを言っていきましょう!
1 「新たな都政改革ビジョン」について
(1)ビジョンの内容
別冊を御覧ください。
なお、都政改革本部ホームページでも御覧いただけます。
http://www.toseikaikaku.metro.tokyo.jp/newplan.html
(2)閲覧方法
都政改革本部ホームページのほか、都民情報ルーム(都庁第一本庁舎3階北側)でも御覧になれます。2 実行方針策定に向けた御意見の募集について
(1)募集期間
令和2年1月6日(月曜日)から3月25日(水曜日)まで(必着)
(変更前)
令和2年1月6日(月曜日)から2月28日(金曜日)まで(必着)
東京をもっと良いまちに。都庁はそのためにあの手この手を打っている訳ですが、都庁の自己改革も必要です。私たちはその展望「新たな都政改革ビジョン」を描きました。
未来の都庁を皆さんとともに作っていきたい。どうかご意見を聴かせてください。続 pic.twitter.com/MleSWsEOsx— 東京都総務局 (@tocho_soumu) March 2, 2020
改革は誰の為?
こういった理念を掲げているのであれば尚更、東京都が備蓄していたマスクや防護服を都民の安全を考えるより前に何故勝手に中国に送ったのか? ということが全くもって理解出来ないのですが、現職の小池百合子都知事の再出馬が有力とされている7月の東京都知事選挙ではそういう事も影響してくるのではないかと個人的には考えています。
この「新たな都政改革ビジョン」、全68ページにも渡るなかなか読み応えのある資料なのですが、広範囲に今後の方針を示したものとなっており、中には「キャッシュレス化の推進」や「CO2削減」といった、うーん、それどうなの?……と首を捻りたくなるような目標も掲げられています。
日本で中々キャッシュレス化が進まないのはデメリットのように言われますが、現金を持ち歩いていても安全という日本の治安の良さがあってこそなので、日本の治安が崩壊すれば急速にキャッシュレス化は進むでしょうが言っても詮無い話です。治安の悪い海外ではATMの引き出し限度額も日本より遥かに低く設定されていますし、これはもう単純に文化の違いとしか言いようがない。他にも東京だけキャッシュレス化が進んでも、他の県に行ったら現金が必要ってなるとまたそこで格差が生まれますし、一言でキャッシュレス化といっても難しいものがありますよね😅
規制緩和などについても積極的に進めていくという旨の事が書かれているのですが、池袋に関係するところで言えば、「グリーン大通り」は国家戦略道路占用事業に計画認定されたことで規制が緩和され、食事や購買施設等を常設設置することが可能となりました。ちょうど一部工事中となっており、今後活用する為の準備が行われています。
こういうのはどんどんやって欲しいですね!
日本には過疎地も沢山ありますし、どうせならそういう自治体を丸ごとハリウッドみたいなコンセプト勝負の都市に大改造出来たりしたら面白いと思うんですけど、結局利便性を考えると、今後もどんどん都市部に人が集まる一極集中構図は変わらないどころかますます加速していくので、地方こそ改革が必要な気がします。
因みにこの募集、インターネット、郵送、FAXで受け付けているのですが、それぞれ200文字までとなっています。折角、御意見を募集しているのに、たった200文字では伝えようにも物足りない文字数です。せめて400字くらいはあると良いのですが、Twitterは140字で「つぶやき」なわけで、200字程度の文字数ではしっかりした意見を書くのは難しく、むしろそういったところにこそ改革が必要なのではと思う次第です。
最後に一つだけ。
個人的に気になっている事に「クラウド」があるのですが、日本政府が政府共通プラットフォームにAmazonの「Amazon Web Services(AWS)」を使う事を決定しました。確かにクラウドで選ぶならAmazonの「AWS」かマイクロソフトの「Azure」が選択肢になるのは分かります。とはいえ、日本政府の情報を外国資本のサービスに任せるのはどうなの? という気がしてなりません。しかも、せめてMSでしょ。アメリカ政府は急にMSに変更してAmazonから訴えられていましたが、どちらにせよ、こういうところで自国の企業を活用しないというのは寂しい限りです。
東京都もレガシーシステムを一掃し、クラウドを活用した統合型システムへ転換となっていますが、それで良いのか!? というのが拭いきれない!😱