「マツモトキヨシ」がリニューアルでやたらとお洒落になる!
こんなの「マツモトキヨシ」じゃねぇ!
と、思わず心の中でツッコミを入れてしまいましたが、工事中だった池袋サンシャイン60通りの「マツモトキヨシ」がリニューアルされ、これまでとはガラっと変わったお洒落な店舗に変貌していました。
こんなオサレな店舗が「マツモトキヨシ」なんて……。
パッと見はドラッグストアというよりアパレルショップのような外見になっていますが、溢れだす渋谷感。
こういうオサレな店舗は渋谷だと分かりますが、池袋だと不思議な感じがしますね!
場所は「池袋HUMAXシネマズ」などがあるビル隣の「薬マツモトキヨシ 池袋Part2店」です。11/29にOPENとなったらしく、体験型の店舗としてリニューアルされたそうですが、ドラッグストアで体験とはこれ如何に? と、思わなくもありません。
これも一つの「モノ消費」から「コト消費」へという流れなのでしょうか。まさかそれがドラッグストアで起こるとは思いませんでしたが、サンシャイン60通りも急速に再編成が進んでいるので、数年後には全く違う様相を呈しているかもしれませんね。
実験的都市型店舗として運用
メインとなる1階部分にはビタミン豊富で身体に優しそうなアイスキャンディーが並んでいたり、トレンド発信コーナー「Matsukiyo GO」など、従来の店舗とは全く違う野心的な店内構成となっており、ここが本当に「マツモトキヨシ」なのか疑いたくなる程、既存店とは全く違います。
地下1階にはメンズ向けの男性化粧品や、医薬品、健康食品などが並んでいる他、何故かテーブルサッカーゲームが遊べるテーブルゲーム台が置かれていたり、ダーツが置かれていたりと色々とカオスでした。
従来の医薬品などは殆ど地下1階がメインなんじゃないでしょうか。
2階から上は殆ど女性向けですね。
メイクアップサービスを行っているコーナーや、スキンケアやカウンセリングなどの相談窓口、フォトスポットなどが2階にあり、3階は処方箋やヘアケア、日用品などが展開。4階はまだ改装中となっており、来年の春頃にネイルサロンやエステが出来るそうです。
「マツモトキヨシ」でネイルサロン!?
今後は既存へ反映される?
完全に従来のドラッグストアの概念を覆す店舗になっている「薬マツモトキヨシ 池袋Part2店」ですが、これも「Hareza池袋」やサンシャイン60通りエリアなど周辺環境の変化に対応した形ということなんでしょうか。
本来ドラッグストアにエンターテイメント性は不要なように思いますが、そうした旧来的な考えを覆す野心的な店舗となっています。
この「薬マツモトキヨシ 池袋Part2店」で得られたノウハウが今後は既存店へ反映されていくそうなので、これからどんどん「マツモトキヨシ」も変化していくのかもしれません。将来的には「ドン・キホーテ」みたいになっていそう。
もともと都心部のドラッグストアが盛況な背景には外国人観光客の存在がありますが、そういった層向けへのリニューアルともまた違う方向性になっているのが面白いですね!
或いは池袋でこういう形のリニューアルが行われたのに対し、新宿や渋谷などでは違う形でリニューアルが行われたりしているのでしょうか。画一的な店舗ばかりではなく、そうした街の個性に合わせたカルチャライズというのも今後はどんどん求められていくのかもしれません。
一方で地方に目を向けると、ドラッグストアの存在感は高まっており、国道にだいたいショッピングモール、家電量販店、ドラッグストアが一定間隔で並んでいる光景がお馴染みとなっています。
前に地方のドラッグストアに行ってビックリしたんですけど、商品ラインナップが殆どスーパーと変わらない上に食料品だけではなく衣服や書籍とかまで置いてあって、そこで何でも揃うようになっていました。もうそれはドラッグストアと言って良いのか!? という新鮮な驚きだったんですけど、しかしあまりにもそういったドラッグストアの数が多すぎて無個性の極みになっていたので、それはそれで問題があるなという認識を持った記憶があります。
何はともあれ大リニューアルが敢行されお洒落に大変貌を遂げた池袋の「マツモトキヨシ」。
外国人観光客の方にとっては逆に入りづらくなったとかあるんでしょうか。といっても従来の「マツモトキヨシ」もすぐ近くにありますし、「サンドラッグ」など他のドラッグストアも多く並んでいる場所なので、そんな中でこうした旗艦店へとリニューアルを果たした「マツモトキヨシ」。
トレンドを発信する「Matsukiyo GO」なんていう、某ポケットに入るモンスター的な名前を付けたからには、そこからどんなトレンドが発信されていのか楽しみです!
池袋でトレンドって言ったら……。
今後、マツキヨコラボ商品とかが発売されていく流れになるに違いない!