ここが古いよ『池袋ウエストゲートパーク』
ソースは入江先生のTwtter。
こうなると思ったわ😅
アニメの放送開始前から、絶対にこの問題が出てくると思っていましたが、案の定そうなってしまったか……。
昨日の決算でIWGPの話題になり、苦情を入れた方がいいというような雰囲気になり掛けていて心配になりました😣
あそこで、アニメと現実は違う❣️
池袋は今まで対策を取ってきて今は安心安全な街だという事を発信していきたい‼️
みたいな感じでいってくれたら最高だったのになぁ🤔
ってもやもやしてる🤔— 🍁入江あゆみ🎀豊島区議会議員 (@irieayumi77) October 16, 2020
池袋西口公園をあんなに小奇麗な公園にリニューアルして「芸術」などのテーマを打ち出しているのは、イメージの刷新が目的としてあったわけじゃないですか。
拭い去りたいイメージが何かといえば、まさにそれが『池袋ウエストゲートパーク』のような世界観そのものですよね。
折角、豊島区として「新しい池袋」を打ち出しているときに、今になって退廃的、暴力的で旧態依然な世界観のIWGPをアニメでやるっていうのは逆効果なのでは? と、思っていたのですが、本当にそのまんま問題になっているという(笑)
最早、IWGPは脱げない呪いの装備のようなモノ。
勿論、アニメはアニメでしかなく、現実と混同することは出来ないのですが、イメージというものに関して影響があるのは事実なわけで、少なくとも今の池袋としては良い気分はしないっていうのが本音のところじゃないでしょうか。
ここはもう逆手にとって、『池袋ウエストゲートパーク』はとっくの昔にオワコンになったダサい池袋の象徴という扱いにして、あえて逆説的に「新しい池袋」との対比で活用していくというような戦略が必要なのでは⁉
「IWGPは死んだ!」と叫ぼう
もともとこの問題には片鱗があって、ミクサライブ東京で行われた「池袋の5年後をスゴいことにする会議」というイベントがあったのですが、Youtubeで配信されていて管理人も観ていました。
そこで田村敦さんが割とIWGPを連呼していて、他の参加者、特に区外からの参加者の方にそういうマインドが残っていました。個人的には「いつまでそんな昔の話してんだよ!」と思っていたのですが、それはあくまでも管理人など身近な人間からしてみればそうですが、そんなに池袋に来ない人とか、知らない人の中には、未だそういう印象が根強く残っているという現状認識の一つとして理解するにはちょうどいいサンプルだったわけですよね。
区長も参加していましたが、そういう池袋側の人の発言だと、そういうイメージを刷新するんだというのが根底にあるのに対し、そうじゃない側の人からはIWGPを活用、推してどうこうみたいな話になってしまう。その齟齬によってあまり話が噛み合っていないという状況が散見されたんですけど、だとすれば、今以上にもっとハッキリそういう池袋は要らないんだということを言っていかないと、過去の亡霊でしかないIWGPのイメージを払拭出来なそう。
もともとIWGPが90年代当時、そしてそれより少し前の池袋の印象を反映していた作品ですが、ドラマの放送が2000年。あれからもう20年も経過しているわけで、アニメを今になって放送するのはそれはそれで良いんですけど、池袋としてはそれはもう要らない価値観だという、その部分に大きな乖離が生まれています。
池袋西口公園がリニューアルされた以上、そこにもうIWGPの残滓は残っていません。
これをどうするか?
と、考えたとき管理人として思うのは、かつて1981年に新宿東口のアルタ前で行われた伝説のイベント「アニメ新世紀宣言」。
これは、当時アニメと言えば子供が見るモノという価値観が一般的でした。しかし「ガンダム」や「宇宙戦艦ヤマト」などの作品が登場し、子供向けだけじゃなく、大人もアニメを見ても良いじゃないか、大人向けの作品があっても良いじゃないかというムーブメントが起こり、『機動戦士ガンダム』の劇場版放送記念イベントの一環として、富野監督が登場し「私たちは、アニメによって拓かれる私たちの時代とアニメ新世紀の幕開けをここに宣言する」という宣言がなされるという、まさに時代の象徴となったイベント。
これは「趣味」の肯定であり、オタク第一世代によるメインカルチャーへの反抗でもあったわけで、今でこそオタク文化はメインカルチャーとしてオルグされ、融合を果たした結果もうまったく疎外感というものを感じる世界ではなくなっています。だからオタク第三世代以降の価値観だと、社会に対する反抗心みたいな気質が存在しません。
でも、それより前の世代だとバッシングや様々なそうした抑圧があり、反抗心というものを根強く持っていたわけじゃないですか。「10万人の宮崎勤」といった同人の問題などもこの時期に起因しているわけで、幕張メッセを何故コミケで使わないのとかもそうですけど、恨み骨髄に達してる中、未だに不信感は残っています。
だからこそメインカルチャーに対するサブカルチャー、カウンターカルチャーの担い手として存在して時期が確かにあった。
その象徴的なイベントになっていたのが「アニメ新世紀宣言」だと考えれば、ここはもう過去に倣って、池袋西口公園で「池袋ウエストゲートパークは死んだ!」とシュプレヒコールを挙げる「池袋新時代宣言」をやるしかない!
象徴的なイベントとして、もうIWGPのような時代ではないんだということを印象付けるような、あえて利用していくような形で、何か企画があると面白いんじゃないでしょうか(笑)
どうでしょう豊島区さん⁉