劇場の大スクリーンで「私はガメラを許さない」を見るチャンス!
なんと!
特撮怪獣映画の傑作と名高い「平成ガメラ三部作」の25周年を記念したイベント「平成ガメラ降臨祭」が、「池袋HUMAXシネマズ」と「京都みなみ会館」で開催されるそうです!
オールナイトイベントでガメラ三部作を劇場で一挙上映!
当日にはゲストの方も参加するそうです。
#平成ガメラ降臨祭 2020年3月開催決定!
平成ガメラ三部作25周年を祝う、ファンメイドのオールナイトイベント!
G1・G2・G3を、美麗なデジタル上映で一挙に堪能!
豪華ゲストも来場予定!東京会場(3/28 土):池袋HUMAXシネマズ
京都会場(日程調整中):京都みなみ会館乞うご期待! pic.twitter.com/4Vdf8RGT4V
— 平成ガメラ降臨祭 (@hg95_info) December 13, 2019
皆さんも子供の頃は目に見えないパワーを感じたり信じたりしていたのではないでしょうか?
ガメラは空に宇宙にあり続け、久遠の神話が蘇る!
「平成ガメラ三部作」とは?
明確な繋がりを持つ三部作として制作されたガメラ作品で、1995年に上映された『ガメラ 大怪獣空中決戦』、1996年に上映された『ガメラ レギオン襲来』、1999年に上映された『ガメラ 邪神覚醒』の3作を指します。
それぞれ「ギャオス」、「レギオン」、「イリス」という人類と敵対する3体の怪獣が登場するのですが、作中の時間軸にも現実と同じ時間が反映されており、レギオン襲来はギャオスの1年後、イリスの登場はレギオンの3年後となっています。
第1作目の『ガメラ 大怪獣空中決戦』では、当初ガメラは人類の敵として認定されており、自衛隊から攻撃を受けたりと“未知の事態”に右往左往する日本の様子が描かれます。
貴重なサンプルという理由でギャオスを捕獲しようとして被害を拡大させたりと、人類の愚かさなども描かれつつ、神話、生物学、考古学的アプローチが用いられており、重厚でシリアスなストーリー展開は、今なお普及の名作として愛されています。
北海道に落下した隕石から出てきたレギオンが、すすき野を壊滅させた後、仙台を襲い、そこから東京へ向かう理由など、科学的な考証を交えながら徐々に生態系を解き明かしていったりと、非常にスリリングな展開が魅力的です!
子供達を中心に遺跡などを冒険したりといった様子も描かれた「平成モスラ三部作」、大人を中心に人類の敵との戦いが描かれた「平成ガメラ三部作」は、ちょうど対比的な構図になっており、1995年に上映された『ゴジラvsデストロイア』以降、ミレニアムシリーズまでゴジラ不在の中、怪獣映画を支えた中継ぎ的なポジションがガメラとモスラだったのではないでしょうか?
2000年代に入ると、ゴジラはミレニアムシリーズとして復活するのですが、ハム太郎と抱き合わせにされたり色々と不遇の時代に差し掛かります。
2004年に上映された『ゴジラ FINAL WARS』以降、2016年の『シン・ゴジラ』まで怪獣映画の灯は失われ、特撮ファンにとっても悲しみの時代が訪れる事になりました。
日本の怪獣映画がスクリーンから消えて久しいですが、そろそろ復活させて欲しいですね!
その当時と現在の邦画が置かれている環境は大きく変わっています。
当時はまだ邦画が活発でヒット作も出ていた時代でしたが、今となっては邦画はほぼ壊滅状態に陥っており、アニメとハリウッドで年間ランキングが占められているような状況なので、最も邦画らしい邦画と言えるジャンルである特撮怪獣映画は、今こそ求められている!
実際に『シン・ゴジラ』が大ヒットしたことを考えても、当時よりずっと怪獣映画の環境というのは良くなっています。

芹沢博士も泣いてますわ
過去の名作に触れるチャンス!
コナンやポケモン、ドラえもんなどの作品を見ても分かりますが、世代が1周するのにたいだい20年掛かります。
20年を経過すると、当時の子供が親世代になり、今度は自分の子供と一緒にそのコンテンツを楽しむようになります。その間、コンテンツを継続してきた作品というのはその恩恵を大きく受けるのですが、間が断絶すると全く効果がありません。
今の10代~20代くらいの世代は子供の頃に怪獣映画に触れていないので、その世代にとっては全く興味のない、自分達に関係ないジャンルに思われているということであり、こうなると復活させてもなかなか難しいということになります。
とはいえ、子供って恐竜とか好きですし、その延長線上にある怪獣は基本的に子供にとって好きなものであるはずなので、ゴジラだけではなくガメラも復活させて欲しいですね!
是非、子供と一緒に25周年のこの機会にガメラをオールナイトで――
駄目じゃん!