温故知新の傑作!劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』

  • 2022年4月15日
  • 2022年4月15日
  • 雑記
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劇場版初期のテイストを宿した傑作!

めちゃくちゃ面白い!

ということで、今年も見に行ってきました!
劇場版第25弾『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』。

冒頭から現在の国際情勢を鑑みるに『沈黙の15分』みたいなことにならないかと心配になりましたが、本当タイムリーすぎてもう……。

それはさておき。
令和になってからの劇場版だと一番面白かった!

2020年は劇場版が中止だったので、令和といっても、本作と『紺青の拳』、『緋色の弾丸』の3作しかないのですが、ともあれ本作『ハロウィンの花嫁』は、久しく忘れていた初期の劇場版を彷彿とさせるような懐かしさと、それでいて新しさに溢れた温故知新の傑作と言っても過言ではありません!

劇場版といえば、お約束なのがクソしょうもない動機で大事件を引き起こす犯人ですが、本作はもうどうせならその路線を突き詰めようと考えたのか、いっそのこと動機ナシ! という潔さ。

一応あるにはあるのですが、プロフェッショナルな犯人という、珍しく説得力のある犯人像になっています。なんなら可愛いし。

〇〇さんが不憫でならない……。
しかし唯一疑問なのは、〇〇さんは本当にただ利用されていただけなのか、そこに愛は欠片も存在しなかったのかは気になる。出会い自体もハニ〇ラなのか、それとも本当に偶然だったのか。もしそうだとしたら可哀想すぎるでしょ。だって、〇〇しようとしていたわけで、仮に計画が成功していたとすると、そのまま〇〇して案外幸せな生活を送っていたりしたのだろうか……。

こればっかりは、触れ合ううちにその人柄に惚れ、本当は愛していた、そういう展開であって欲しいと願うばかりです。すぐに射殺しなかったのは躊躇があったと思いたい。

そして久しぶりに登場のアノ曲!
やっぱり劇場版といえばアノ曲ですよ。最近は劇中歌として流れることはなかっただけに、流れたとき感動してしまいました。

劇場版のタイトルからも、所謂サブキャラ回かと思っていたのですが、決してそんなことはなく、むしろ古き良き懐かしいコナン映画って感じです!

本庁の刑事恋物語シリーズと警察学校編をミックスさせ丁寧に描きながらも、そこに絡み合う犯人の思惑といった内容で、笑いあり、感動あり、アクションあり、原作ファンならニヤリとできる要素ありと、完成度の高い名作となっています。

そして濃厚なおねショタあり!

と、いって茶化してしまうのは無粋なのですが、コナン君が「見た目は子供」であることを最大限活かした感動的で素晴らしいシーンだと思う。

舞台が身近であり、登場するキャラも少年探偵団や捜査一課の面々と絞られており、それでいて要所要所で人気キャラの安室さんが活躍しながらも、コナン君をメインに事件の謎を解いていく原点回帰なところがあります。

近年のコナン映画といえば、平次にキットに赤井さんに安室さんに京極さんなどなど、コナン君に匹敵する超人キャラが続々登場し、なんならコナン君がメインじゃない回とかもあるようになっていますが、本作はしっかりコナン君を中心に謎解き重視でまとまっているなど、随所に初期のテイストが感じられます。

ただ初期といっても、蘭姉ちゃんは今回も蚊帳の外(笑)
といってもこれは、初期は毎年コナン君と蘭姉ちゃんによる「蘭ぁぁぁぁぁあ!」「新一ぃぃぃぃぃぃい!」というお約束のラブコメが欠かせませんでしたが、散々過去にやってきたのと、新一と蘭姉ちゃんが恋人同士になった今、二人の関係は落ち着ているので、やることがない。むしろ新一と蘭姉ちゃん以外のカップルにスポットが当たってます。

本作で言えば高木刑事と佐藤刑事であり、流石は大人のカップルだけあって、ちょっとアダルトな雰囲気が醸し出されているのが妙に生々しいというかなんというか、少年探偵団の子供達には目に毒だよ!

移り行くコナン映画

流石にこれだけ長く続くと劇場版も幾つか変遷を辿っており、初期の路線が明確に頭打ちになったのは『紺碧の棺』の頃。蘭姉ちゃんと園子姉ちゃんメインという回でしたが、メインを張れるキャラクターが少なかったこと、新一と蘭姉ちゃんのラブコメ路線もマンネリ化が進みと、路線変更を求められていました。

その後、エンタメに振りきったハリウッド的なアクション重視路線になり、コナン君の超人度はうなぎ登りに。それに伴い興行収入も伸び始めます。そしてそんな中、赤井さんの復活や安室さんの登場など、人気キャラが増えたことで、人気キャラが順番にメインを務めていく現在の路線になり人気爆発。そして今年、1周回って初期の路線に回帰するという温故知新の映画になっています。

特に、米花町の犯罪率が高すぎるとか、おっちゃんが麻酔に耐性があるみたいな笑えるメタネタが入ってたりするのは、あの世界観がこれだけ広く定着したからこそ。それくらい時間が経っているわけで、だからこそ全く昔と同じというわけではなく、懐かしいけど古くはなく新しい、そんな映画になっているんじゃないでしょうか!

犯人も魅力的ですが、登場するゲストキャラも魅力的というのは珍しい。記憶に残る作品です。

ただ内容がテンコ盛りな分、2時間で全てを描くには圧倒的に時間が足りなかったような気がします。高木刑事と佐藤刑事もまだまだ見たかったし、地下で王様生活をしている笑える安室さんとか、眠り続けてる小五郎のおっちゃんとか、仮装が恥ずかしい灰原さんとか、特にああいうラストなら、もっとゲストの皆とコナン君の間で掘り下げがあったりとか。色んなシーンが端折られていたような感じもあったので、そこは映画の限界が見えますね。

コナンもたまには劇場版三部作とか、そういうのもあって良いのでは?
黒の組織編とかで。今後はそういう新しいチャレンジにも期待。なんなら通常の映画とは別にやるとか。ルパンvsとかもあったし。アレはアレで続いて欲しい。ルパンじゃなくても、vsシリーズとして。vsシティーハンターとか。神谷さんが嫌がりそう……。

そして来年のコナンですが、予告で聞こえたアノ声は、金髪黒づくめのアノ男。

そしてこれまた久しぶりに、

灰原さんメイン回来るか!?

後はもうお分かりですね?


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