えっ、豊島区さん2020年は「アニメ成人式」をやらないの!?

2020年は「Hareza池袋」を活用へ

Hi! 新成人の皆、元気にしてるかな?
成人になるって事は、万引きしたら実名報道されるって事だぞ? 憶えておこうなHAHAHAHA!

と、軽快なトークで新成人の心をガシッと鷲掴みしつつこの話題。
「成人式」。

2020年1月13日は「成人の日」です。
豊島区で新たに成人を迎える新成人の人数は合計3,122名だそうです。

おめでとうございます!

これで香川県に住む君も60分以上ゲームが出来るな!
割合としては男性が1,570名(うち外国人665名)、女性が1,552名(うち外国人571名)となっており、外国人比率は39.6%と高い比率に。4割が外国人というのは驚きです。しかしながら、3000名以上の若い力が新たに社会に飛び出すというのは何とも希望の持てる話です。

決して完成したばかりの池袋西口公園のグローバルリングに落書きするようなクソしょうもない大人にはならないように切に願いつつ、これから新成人の皆さんが社会で活躍する姿を楽しみにしています!

さて、そんな「成人式」ですが、今年は昨年11月に先行開業となった完成したばかりの「Hareza池袋」が会場となっています。

第一部の式典の後、第二部ではスペシャルステージの公演があるそうですが、

ちょっと待った!

「アニメ成人式」はどうなったの!?

2019年、伝説の「アニメ成人式」は今年開催されず……

2020年の今年は、「Hareza池袋」で、「笑って、泣けて、考えさせられて、かっこいい」をテーマに、台詞と本格的殺陣を組み合わせた「30-DELUX」による『のべつまくなし・改』の公演が上演予定となっています。「アクションプレイ」と呼ばれる演劇的手法で海外でも活躍しているそうです!

それはそれで面白そうですが、2019年の昨年は「アニメ成人式」という非常に先鋭的な「成人式」を実施していた豊島区さん。

アニメ成人式
司会:矢尾一樹(声優)
【第一部】式典

【第二部】音楽のプレゼント
指揮:大釜宏之
演奏:豊島区吹奏楽団
合唱:豊島区立仰高小学校児童

【第三部】スペシャル・ライブ
五条真由美『DANZEN!ふたりはプリキュア~唯一無二の光たち~』
松原剛志『ウルトラマンコスモス~君にできるなにか』

【その他】
・新成人のコスプレ来場可
・コスプレイヤーとの記念撮影
・着付け直し(簡単なお直しに限ります)…コンサートホールエントランスロビーにて

2019年に通年で開催されていた「東アジア文化都市」の文化事業の一環という形でしたが、今後、継続開催されていくのかな? と、思ったら今年は開催されないみたいなので残念です。

司会にダンクーガの「OK!忍」こと矢尾一樹さん、第三部では五条真由美さん『DANZEN!ふたりはプリキュア~唯一無二の光たち~』、松原剛志さん『ウルトラマンコスモス~君にできるなにか』のスペシャルライブ。更にコスプレ来場可能でコスプレイヤーとの記念撮影など尖りに尖りにまくっていた「アニメ成人式」。

派手な格好でやってきたイキり新成人をガチのコスプレイヤーがより派手な衣装で封殺するという面白すぎる「成人式」だったのですが、単年開催になってしまったのは残念です。

こういった催しは継続性がないと全く認知されませんし、初開催では大抵色々と不備が出るので、そういった反省点を翌年に活かしつつ徐々に洗練させていくというのが常かと思いますが、今後再び「アニメ成人式」が開催されることはあるのでしょうか?

2019年に「アニメ成人式」を参加された方は、ある意味プレミアムな体験だったかもしれませんね!

今年、2020年の「成人式」は、第二部の公演鑑賞の他、「サンシャイン水族館」「サンシャイン60展望台」への無料招待なども実施。同伴者4名まで可能だそうなので、ご家族や友人と一緒に参加してみては如何でしょうか。

外国人の成人が多い事から、「新成人外国人留学生和服着付け体験」も実施。日本人でも晴れ着を着る機会は殆どないので、一生に一度のこの機会に綺麗な晴れ着で着飾って参加しましょう!

大人は意外とロクでもない

子供は大人に憧れを持っています。
子供に課せられている制約や制限のない大人はとても自由に見えます。抑圧されてきた子供程その傾向は顕著でしょう。

実際に社会に出て活躍している大人達を見て、自分が社会の一員としてそこに入っていく為の節目の儀式なのが「成人式」。いわゆるモラトリアムからの卒業を明文化したものが「成人式」という式典の「機能」かと思いますが、社会には若さが必要です!

例えば、香川県はゲームやネット依存症対策を目的とした「ゲームは平日1日60分」「午後10時以降はゲーム禁止」といった条例案を出してここ数日話題になっています。罰則規定がないとはいえ60分以上ゲームをプレイしたら条例違反。恐ろしい自治体ですね!

管理人含めてそうですが、大人というのは意外とこの程度です。そして何より子供を馬鹿にしています。

なんでも規制すればそれで物事は良くなるとか、子供は外で遊びなさいと言いながら公園から遊具を廃止し、ボール遊びを禁止し、子供の声が煩いからと騒ぐなと言い、それで何もやれることがなくなった公園で子供達が集まってゲームをしていたら、それをけしからんと言う。

子供からあらゆるものを取り上げ、目を耳を塞いで無菌室の中に閉じ込めておけば立派な人間が出来上がると思っています。

一つとても記憶に残っているエピソードがあります。
中学生の頃、あるとき進路相談でどういった方向に進みたいのか教師と話すという機会がありました。友達の女子の1人が将来芸能関係の仕事に進みたいという希望を持っており、進路相談でそれを教師に話したら、そんなの無理だから真面目に考えなさいと怒られたという信じ難い相談されたことがありました。その娘は将来こうしたいとその話を両親にも伝えていたという状況だったので、相談されたとき、気にしなくていいと慰めたのですが、この教師本当にクソだな思った事を今でも鮮明に憶えています。

幾ら何でも頭ごなしに否定される理由は何もありません。閉鎖的な学校という機関の中にいるからそうなってしまうのか分かりませんが、以降、その教師の発言は何ら説得力を失い聞く耳の持てない最底辺の立場に置かれたのは言うまでもないでしょう。

勿論、親身になってくれる素晴らしい大人の方も沢山います。尊敬出来る立派で素敵な魅力ある大人の人も多いです。しかし、そういう大人ばかりでもない。その娘は今、東京で色々と芸能関係の仕事をしていますが、大人は絶対的に正しいわけでもないし、子供は大人の話を唯々諾々と聞いてればそれで良いわけでもありません。

若者の選挙の投票率が低いといいながら、学校教育では政治への参加意欲を高めるような教育をそもそもしてるのでしょうか。少なくとも管理人が子供の頃は、むしろ政治から遠ざけようとする力があったことを憶えています。一時は再選が絶望視されていた蔡英文総統が圧勝した台湾の総統選は投票率が74.90%と非常に高いものになっています。それは何故なのでしょうか、何が有権者を選挙に駆り立てたのでしょうか。ホルムズ海峡が閉鎖されたら石油危機が起きますよとか、2019年はポーランドと国交樹立100周年でしたが、それは何を発端に始まっているのかとか、そういうことを教えなきゃ。

恥ずかしい話、大人になってから知った子供の頃にもっと学んでおくべきだったなという事も沢山あります。

文化功労者にも選ばれた任天堂の宮本茂さんがかつて「子供は馬鹿じゃない。モノを知らないだけで知性がある」と仰っていたのが非常に印象的です。

新成人の方々に期待したいのは、そういう大人の理不尽に憎悪を持って対抗し敵対して覆す事です。当時自分達が味わった子供を馬鹿にしている大人が子供に押し付けるあらゆる理不尽を若い力で跳ね返してください。その力があります。そして自分がそんな理不尽な大人にならない。そうすれば少しずつより良い社会になっていくのではないでしょうか。

基本的に理不尽な事って忘れませんからね。例えば管理人などは、コミケの企業ブースに「TBS」が出展しているのを見るたびに「どの面下げてこの場にいるんだろう」と思う事があるのですが、それはたぶん一定の世代以上が持っている理不尽への敵愾心であり不信感ですよね。

でも、下の世代はそんな敵愾心も不信感も持っていないはず。それはそれで良い事ですし、それだけ時代が変わって良くなったんでしょうね。

この社会を今より良くしていく力が若い人にはあります!

若さ、若さってなんだ

ふりむかないことさ(既にこの発想が若くない)

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