国土交通省による自動運転実証実験が12/13~12/14に実施
通信の大変革5G時代を目前に控え、いよいよ本格的に動き出しつつある自動運転。
AIが運転を代行してくれるとなれば、ドライバーの負担も大きく減少するので早期の導入が期待されています!
さて、そんな自動運転の実証実験が、12/13~12/14の2日間、池袋で開催されるそうです!
国土交通省では、12月13日~14日に、都市部における自動運転バスの導入可能性や課題等を検証するため、「池袋における自動運転バスの実証実験」を実施します。
〇 国土交通省では、有識者からなる検討会を設置し、都市交通における自動運転技術の活用について検討※する中で、都心循環線など基幹的なバスに期待される自動運転技術の実現に向け、自動運転技術の効果検証や導入上必要となる社会的環境整備についての検討を実施しております。
〇 この度、国立大学法人群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センター協力のもと、自動運転機能が搭載された低速電動バス車両を用いた実証実験を行います。
※検討状況等は国土交通省HPを参照(http://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_gairo_tk_000079.html)
<実証実験の概要>
1.目的:多数の来街者や自動車交通がある池袋サンシャインシティ周囲の公道をフィールドに、自動運転バスの導入における都市部特有の課題や社会受容性などを検証
2.期間:令和元年12月13日(金)・14日(土)各10:30~16:00
3.場所:東京都豊島区東池袋3丁目地内
場所はサンシャインシティ周辺となっており、自動運転でグルっと1周するルートとなっています。
実は池袋は、国土交通省が決定した「人工知能(AI)やIoTなどを活用したスマートシティの実証調査プロジェクト」の一つに北海道の札幌と共に選ばれており、「国際アート・カルチャー都市としまスマートシティプロジェクト」が実施されています。
今年の2月にも今回と全く同じルートで実証実験が行われていました。
将来的に「イケバス」が自動運転になる!
「イケバス」が自動運転化する根拠とは?
いや、根拠も何も……。
実証実験に使用される車両は低速電動バス「eCOM10」。
池袋を回遊している真っ赤な「イケバス」のベースになっているのが、この「eCOM10」という低速電動バスなので、根拠も何もこれでイケバスじゃなかったら何なんだって話ですよね🤣
2月の時点ではまだイケバスの運行が始まっていませんでしたが、現在は既に稼働しているので、こうした実験を経て今後本格的に自動運転が導入されていくのではないでしょうか!
アメリカでは遂に自動運転で事故が起こるなど問題が顕在化していますが、現在は自動運転の技術が先行している一方、まだまだ法整備が追い付いていないので、責任割合や保険の問題など、一般に普及にしていくのには時間が掛かると思われます。
しかし、このイケバスこと「eCOM10」。
自動運転の導入は意外と早いのではと思っています。
低速であれば危険は大幅に減少する
イケバスの時速は19㎞/hです。
警視庁の資料を見てみると、時速が20㎞/h以下の場合、0.2と危険性はかなり低くなっています。
一般道路の法定速度である60㎞/hの場合は1.3なので、両者を比較すると6.5倍も危険性が増している事になります。
実証実験が行われているのは、あくまでも低速での自動運転なので、そこまで支障は出ないのではないかと思うのですが、まだまだ自動運転に不安を持っているという人も多いでしょうし、今後もこうした実証実験は何度か続いていきそうです。
こうして実際にグラフを見ると、100㎞を超えるような速度だともう完全に別世界ですね!
上級国民飯塚幸三委員長は時速90㎞/h超という速度だったそうなので、それが如何に危険な速度なのかということが改めて数字からも分かるのではないでしょうか。
しかしこうなってくると、恐いのはデジタルハッキングです!
いよいよ『攻殻機動隊』のような世界に突入していくことになります。
1999年に上映された劇場版『逮捕しちゃうぞ the MOVIE』では、犯人が「蜂一号」という作戦を実行します。
これは「本庁所轄警察署襲撃要綱」と呼ばれるものであり、脆弱性を抱えている首都圏のインフラを寸断しパニックを引き起こす事で、その隙を付いて襲撃するという計画になっています。
そして、2018年に上映された劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』で、犯人の手により実行されたのが「IoTテロ」。
そう、20年の時を経て当時予見されていた事態が現実に起こりうる世界になっているのです!
この2つは作戦内容としてほぼ同じものなのですが、20年という時間を経て再び同じ結論に辿り着いた事は非常にシンボリックです。
劇場版『逮捕しちゃうぞ the MOVIE』の頃は、これからこういう事が起こるかもしれないという未来への警鐘でしたが、劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』の頃になると、いつでも起こり得る身近で現実的な危険性になっているだけに、改めて考えると物凄く時代が進んだことを実感します。
果たして5G時代が世界をどう変えていくのか。
それは神か悪魔か……。
と、言っても日本はアメリカとタッグを組んで5Gをすっ飛ばし6Gを主導していくとか言われてますね。
5Gを主導しようとしている某国へ対抗する為に、通信ネットワークを切り離し分断する目的があるそうですが、そうなるとこれはもう通信世界での東西冷戦が起こっていくということなのか……。