【衆院選2021】あまりにも酷い東京12区に維新が参戦!

  • 2021年10月28日
  • 2021年10月28日
  • 雑記
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自公連立も野党共闘も有権者に関係あるのか?

2021年10月31日に投票を迎える『第49回衆議院議員総選挙』。

自民党は岸田政権へ変わり、野党は野党共闘で一体となって立ち向かうという構図なのは良いのですが、地獄の選挙区と名高い東京12区に遂に「日本維新の会」が参戦!

ようやくこれで多少なりとも正常化するのか!?
東京12区は長年、「公明党」と「共産党」という2択しか存在しない有権者に選択肢の提示をまったく出来ていない悪夢のような状況でした。

おかげで日本一白票の多い地域になったこともあるらしいので、さもありなんといったところじゃないでしょうか。

そんな状態を見越して、過去には様々な泡沫政党が出馬していたりするのも東京12区。

2017年には「議員報酬ゼロを実現する会」、2014年には「生活の党」、「次世代の党」、2012年は「幸福実現党」。なんと自民党が最後に出馬していたのは2000年であり、20年以上、まともに保守層の受け皿が存在しない異常な地域であることが分かります。

見事に宗教系と左派ばかりで、かといって地元と縁やゆかりがあるわけでもない。幾らなんでもこんな選択肢で国民に信を問うのは馬鹿にしているというか、呆れてモノも言えないという人も多かったんじゃないでしょうか。だから白票が増えるわけで……。

自公連立も野党共闘も選挙において有権者の選択肢を狭めているだけなのでは!?

自民党⇔公明党 立憲民主党⇔共産党?

東京12区がこんな有様になっている背景には、長年、東京12区から公明党の元代表である太田昭宏さんが出馬しており、今現在も含めて「公明党枠」になっているからです。野党も民主党が崩壊してからグダグダのまま対抗馬が共産党という状態できていました。

しかし、なんと今回は野党共闘により長年東京12区から出馬していた共産党の池内沙織さんに一本化!

ますますもって公明党(自公連立)と共産党(野党共闘)という二者択一の構図が鮮明になっていたところに第三の選択肢として「維新」が参戦という構図です。

しかしながら当たり前ですが、自民党を支持しているからといって公明党を支持しているわけではありませんし、逆に公明党を支持している人が自民党をそのまま支持しているわけでもないと思います。野党にしても立憲を支持する人にはその人なりの理由が、共産党を支持する人にも支持するだけの理由があるはず。

協力関係にあるのだから代用でも構わないという人もいるでしょうが、一つの政党を支持するにはそれなりの確かな理由があるわけで、それを他の政党で代用してくれと言われても難しいものがあるのではないでしょうか?

そういう消極的な妥協マインドに支配された中で投票率など上がるはずもなく。

ましてや野党に至っては候補者を一本化して共産党。
共産党はオンリーワンな独自の野党という感じで大きな存在感を発揮していたように思うのですが、野党共闘、反与党で野党がまとまっていると、そこにオリジナリティ、独自性があるのかどうか、共産党として逆に埋没しているような気がします。

それならもういっそのこと最初から「野党連合」という党でも作れば良いわけで、立憲民主党は立憲共産党と揶揄されて反論していましたが、節操がなさすぎるし、選挙上は特にこの東京12区において何の偽りもなく全くそのまま立憲共産党に他ならないわけで、立憲民主党の代用として共産党、共産党の代用として立憲民主党というのが果たして成立して票を入れる動機になるのかどうか……。

一緒に見られたくないのに選挙の時だけ都合良く一体化するのもどうなの? とも思いますし、いずれにしてもこういう野合であまり良い結果が出るとは思えないだけにどうなるのか注目です!

それにしても維新は良い地盤固めになるというか、何ら対抗馬が存在しない東京12区において、今回だけではなく今後も継続して根気良く出馬・活動していけば、いずれ保守層の受け皿として明確にポジションを築いていく事になるかもしれません。

いずれにしても今週末には結果が出ることになりますが、みなさん選挙に行きましょう!

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